ずっと気になっている SONY α NEX-6、5R、FUJIFILM X-E1を、家電量販店でいじり倒す。

 普通に使う分には、どれもすばらしいカメラなのだが、私にとっては仕事で使えるかどうかが判断基準となるので、AF性能の高さが第一条件となる。

 ここのところ、何度もお店に通っていじっているが、新型のNEXは、NEX-7と大してAFスピードに変化がなく、OLYMPUSのFAST AFに比べるとワンテンポ遅い。残念ながら、私の仕事には使えるレベルにはない。レリーズの切れもよく、タイムラグも短いので、これでAFスピードが完璧なのだが、もう一歩のところだ。次世代に期待しよう。

 FUJIFILMは、非常に好みな画づくりながら、残念ながら、新型の標準ズームをしても、決して速いとは言えない。初期のX-Pro1よりはずっといいが…。タッチパネルでもないし、顔認識も搭載していない点でも、仕事には使えない。画質もすばらしいし、色再現性も最高だし、高感度番長でもあるし、理想的なカメラなので残念だ。

 結局のところ、OLYMPUS OM-D E-M5やE-PL5、E-PM2、Nikon1が、私の仕事に使えるミラーレスという結論。(ただし、Nikonの顔認識はダメだ。精度がイマイチ。CXフォーマットで被写界深度が深いので、さして問題はないが。)

 なかなか、マイクロフォーサーズ、CXフォーマットの壁を突き破れないもどかしさがある。SONY、FUJIFILMにも、さらに頑張って戴きたい。