予約時に相当悩んだのですけど、ビューファインダ-にシルバーモデルが用意されないということで、トータルコーディネートで考えて、E-P5のボディーカラーはブラックにしました。…人様のE-P5を見ると、「やっぱりシルバーにしておけばよかったか…。」と、未練もあります。

 ボディーに刻み込まれた「OLYMPUS PEN」の刻印が、とてもいい感じです。一世を風靡したフィルムPENの正統進化系で、一眼レフでは気軽に切り取れない日常を軽快にスナップする、まさしくPENのコンセプトを受け継いだカメラです。

 シャッタースピード1/8000秒、ISO100対応、ボディー内5軸手ブレ補正、高速レリーズタイムラグモード、2×2ダイヤルコントロール、スモールターゲットAF、スーパースポットAF、…等々、進化したところも多いのですが、これらは、どこの記事でも述べられていることなので、私のファーストレビューとしては、シャッターのキレについて述べてみたいと思います。

 E-P1のシャッターは「ムンギュ」、E-P3やE-PL5では「ムギュッ」という感じといったら、わかりやすいでしょうか…私の感覚では、そんなイメージなんです。確かにFAST AFは伊達ではなく、コントラストAFとしては、かなり高速で、OM-DやE-PL5でもストレスは少なかったですが、Canonの位相差AFに比べれば、まだまだ遠く及ばず、キレの悪さがありました。それに対して、E-P5は全く異なっていて「シャキッ」という、実にキレのよいシャッターです。これが、E-P5を触って、初めて感じた大きな違いなんです。実に気持ちのよいシャッターです。

 …そうなんです。E-P5は、一言で言うと「気持ちのよいカメラ」なんですね。1/8000秒、ISO100に対応したことで、何の躊躇なく絞りも開けられ、これもまた気持ちがよいですし、5軸手ブレ補正で、非常にぶれにくい気持ちよさがあります。スモールターゲットAFやスーパースポットAFのおかげで、ピントが背景に抜けにくい気持ちよさも。