今日は、仕事で簡単なスポーツの動体撮影を行いました。個人情報保護で、ここにはUPできませんが、バチピンのカットが多く、非常に満足でした。

 …とはいうものの、Canon EOS 7D Mark IIのAFは手放しでは褒められません。大口径レンズでは、やはり合いにくいのは間違いなく、EOS 5D Mark IIIでは絶対に外さないシーンでも、外してしまうことがあります。EF50mm F1.4で、絞り開放で、猫の瞳に中央以外のAFフレームで撮ってみてください。まず合いませんよ。7D Mark IIは、まさしく動きもの専用機なのです。動きものには滅法強いですけど、間違いなく合いにくいシーンがあるのです。

 昨日、散々、猫を使って、大口径でスナップしましたが、やはりなかなか瞳にビシッと合いません。5D Mark IIIなら、絶対に外さないシーンです。

 EOS 5D Mark IIのAFセンサーが、全点2ライン千鳥配列なのに対し、EOS 7D Mark IIのそれは、中央縦一列とF2.8光束の斜めクロスセンサーのみが2ライン千鳥配列で、それ以外は、ただのF5.6対応のクロスセンサーで、つまりは、中央1点のみが高精度ということになります。7D Mark IIのセンサーも、全点2ライン千鳥配列なら、端のAFフレームでも、猫の瞳にピンが来たかもしれません。EOS 5D Mark IIIの一番端はクロスではなく、F5.6対応の横線検出測距なのに、きちんとピンが合うということは、2ライン千鳥配列が検知に重要ということになります。