SONY α7 III を使う不満点
 SONY α7 III を使うデメリットって、ほとんどありません。

 SONY α7 III の欠点を探すのは、なかなか難しいです。だからこそ、Nikon、Canonから完全移行してしまう人が多いわけですが、欠点というよりも、私個人の不満点を挙げるとすれば
(1) 純正の交換レンズの選択肢が少ない。その上、バカ高い。
(2) ホワイトバランスがCanonに比べると、若干不安定。
(3) メニューから、自分がしたいことを探すのが、若干大変。わかりづらい。
(4) ミラーがないので、センサー剥き出しで、ゴミが付着しやすい。
(5) 堅牢性に若干不安が残る。
(6) EVFが見辛い。もうちょっと解像度が欲しい。
(7) 人物で不満はないけど、風景でJPEG撮って出しの発色が今ひとつ好みでない。
くらいですかねぇ…。

(1) 純正の交換レンズは、ホント高いです。α7 III ボディーがコスパが最高にいいのに、レンズが買い足せません。CanonのEF70-300mm F4.5-5.6 IS II USMは、5万円を切る格安レンズですが、写りは隠れLレンズと評されるほどいいです。一方SONYのFE70-300mm F4.5-5.6 G OSSは、Gレンズとはいえ15万円前後。撒き餌レンズのCanon EF50mm F1.8 STMは1万円ちょっとで、SONY FE50mm F1.8はジーコレンズで3万円前後。

(6) 私はどちらかというと光学ファインダー派ですけど、EVFにはEVFの良さもあるので、フイルムαの優れた光学ファインダーをあっさり捨ててしまったSONYの方向性に異を唱えるつもりは毛頭ありません。撮影前にEVFで露出から色味まで見ることができますし、日中視認性が劣ってしまう液晶モニターでのチェックも、EVFでできてしまうので便利。ですから、廉価版でもEVFの品質は落とさないでほしい。

 逆に言うと、それくらいしか欠点が見つけられないので、非常に完成度の高いカメラになっています。私は、以上の不満点からCanonのレフ機を使い続けますが、Canonのフルサイズミラーレスの出来如何によっては、いずれSONYに全面移行する可能性は低くありません。