Came吉 写真館

Camekichiが、日常を何気なく撮った写真を載せた日記代わりのブログです。つたない写真ばかりで恐縮ですが、カメラやレンズ名をタグ付けし、Flickr上にオリジナル写真もリンク付けしてありますので、何かの参考になれば幸いです。

タグ:SONY

SONY VLOGCAM ZV-E10テスト撮影



 3年ぶりに開催された佐原の大祭夏祭りに、ホントに久しぶりに行ってきました。フルサイズ機はお留守番で、ZV-E10とRICOH GR IIIの軽装備で撮影。時折雨も降るような、あまり条件はよくありませんでしたが、傘を差しながら、または晴れ間が出た隙間をぬっての撮影でした。



 静止画を撮りつつも、折角のVLOGCAMなので、動画でも撮影したにも関わらず、家に帰ってから、静止画を保存して、動画を保存することなく、メディアをフォーマットするという大失態を犯す。静止画と動画は別のフォルダに格納されるということをすっかり忘れて、静止画を保存して、すっかり終わったと勘違い…( ̄□ ̄;)。

 確認を怠った自分が悪いのですが、SONY機って動画に強いくせに、動画ファイルの格納場所が分かりにくい。







 雨が止むまでに腹ごしらえをしておこうと、忠敬茶屋で天ざる。45分も待たされました( ̄□ ̄;)。結局、天気は不安定なまま、降ったり止んだりを繰り返し、安定した晴れ間が見られたのは 16時頃。天気には恵まれませんでした。

超広角レンズをどうするか

 VLOG撮影には、どうしてもフルフレーム換算20mmくらいの広角レンズが必要。カメラを片手に持ち、自撮りをするのに、通常の換算24mmくらいのレンズでは、どうしても画角が狭く、画面全体が顔という状況になってしまう。換算20mmくらいがちょうどよいのだが、ZV-E10だと、アクティブ手ブレ補正によるクロップ率が1.44倍なので、換算28.8mmになってしまう。そこで、10mmくらいのレンズ(10mm×1.5×1.44=21.6mm)がちょうどよいのだ。

 SONYには、従来E 10-18mm F4 OSSというレンズがあったのだが、最近、VLOGCAMを意識したレンズE PZ 10-20mm F4 Gが出た。レンズ内手ブレ補正が省略されているため、わずか178g。SONYとしては、アクティブ手ブレ補正を使ってね…ということなのだろう。

 実際、広角レンズは、そもそも手ブレしにくいし、歩き撮りならアクティブ手ブレ補正が必須となるので、レンズ内手ブレ補正すら必要ない。手ブレ補正機構がなくなれば、レンズは当然軽量コンパクトになり、VLOG用には願ったり叶ったりとなるのだ。



ZV-E10には、なぜボディー内手ブレ補正がないのか

 SONYの場合、マウント径が Canon RマウントやNikon Zマウントに比べると、かなり小さいので、センサーを動かして手ブレを補正するボディー内手ブレ補正の効きがどうしても弱い。静止画の場合は問題ないが、ある程度カメラを動かす動画の場合は顕著となる。そこでVLOGCAMではボディー内手ブレ補正機構を省略。その結果、ボディーは小さくできるし、価格も抑えられるというメリットすら生まれた。

 今後、SONYが生きる道は、電子手ブレ補正となる。当然、SONYは電子手ブレ補正を進化させてくるだろう。現に、α7S IIIより、後発の α7 IVのアクティブ補正の効きは確実に良くなっている。
 現段階では、まだまだ途上にあるが、いずれもっと精度の良い電子手ブレ補正を開発してくるに違いない。そこに期待したい。

中身は α6400 とほぼ同じと思われるが…

 センサーも画像エンジンも新開発ではなく、キットレンズも2013年発売のレンズ、…悪く言えば、α6400の使い回し。だからこそのあり得ないほどの低価格。
 それでも、バリアングル液晶採用、リアルタイム瞳AF・リアルタイムトラッキングAF、USB Type C採用(給電しながら使用OK)、アクティブ手ブレ補正搭載、マルチインターフェイスシュー搭載、ズームレバー採用、録画中の赤枠表示、等々、動画撮影に重点を置いたカメラで、さすがはSONY。私は大きく評価しています。何よりもこのコスパの良さは、他は真似できないレベルにある。


▲焦点距離は、171mm(フルサイズ換算256.5m) F6.3 SS 1/160秒 ISO 12800
 ZV-E10かなりいいんじゃない…というか、Tamron 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDが相当いい。AF爆速、ピント面はシャープだし、ボケ味もいい感じ。

▲焦点距離は、68mm(フルサイズ換算256.5m) F5 SS 1/160秒 ISO 4000
 動物瞳AFもバッチリ効く。 

Tamron 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD

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 SONY VLOGCAM ZV-E10は、Vlog用途というか、元々スチル目的で購入したので、もちろんスチルでバシバシ撮っていく。便利ズームは純正-E18-135mm F3.5-5.6 OSSのことね-にしようと思っていたが、Tamron 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDの評判がすこぶるよいので買ってみた。ZV-E10用としては、かなりバランスが悪いのだが、どうせなら望遠端は135mmよりは300mmの方が面白いだろうと、18-300mmをチョイス。

スチルも想像以上にいいぞ



 Canon EFマウント用に、Tamronのレンズを買っては失敗を繰り返していたので、私の中でTamronによい印象は持っていなかったのだが、このレンズで払拭した。最近のTamronは安かろう悪かろうではなく、ボディーの質感はいいし、AFも爆速、VCの効きも素晴らしく、高倍率なのに、想像以上の高画質。



 SONY VLOGCAM ZV-E10って、スチルの画質も良くなってね?センサーも映像エンジンもキットレンズも、昔のものの使い回しなので、極限まで価格が抑えられている訳ですが、それでも、微妙にZV-E10にチューニングされているのかも。


なぜ Vlogカメラの購入?
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 そもそも動画をさほど撮らない私が、なぜ Vlogカメラなんかを購入したか?
 最近、仕事でSONY Cyber-shot DSC-RX100M7を多用しているのですが、室内では、ノイズが乗りがちで、やはりAPS-Cサイズのカメラが必要。Canon R10も検討していたのですが、できるだけコンパクトなものをということで、ZV-E10になりました。α6000系の方がいいのでしょうけど、ずばりバリアングル液晶のためです。室内撮りだとファインダーも使わないし、コロナ禍で、動画を撮る仕事も増えてきたので、まあいいか…というノリです。まあ、こんな買い方する人もいないのでしょうが、私的にはベストな選択でした。

キットレンズによる静止画の作例







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