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AF-P DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR
高感度 Nikon D500
フルサイズには及ばないものの大健闘
APS-C型機の高感度耐性もすごいレベルになりましたね。メーカーの常用最高感度はISO51200ということで、最高感度付近が実際使えるかどうかは、人それぞれですけど、場合によっては使えるかなぁ…というところです。何れにしても大したものだと思います。私は、ISO51200でも積極的に使っていきたいと思っています。ものすごーく薄暗い部屋で撮りました。シャッタースピードは1/400秒で、ISO40000です。ひと昔前までは、ISO3200でも躊躇していたのに、驚くべき進化ですね。フィルム時代のことを考えると、ISO1600フィルムでもびっくりしていたくらいですから、すごい時代になったものです。
少々暗いレンズでもいけちゃうのでありがたい限りです。暗所での画質はもちろんのこと、AF速度、AF精度、…トータルで良いカメラでないと、うまくいきませんが、D500は完璧ですね。
革命的と言っていい AF-Pレンズ
ステッピングモーター搭載レンズ
ちょうど1年近く前になるのでしょうか。Nikonも、ステッピングモーター駆動の新しいレンズを発表しました。これまで超音波モーター駆動が主流でしたが、一眼レフ機が動画でもよく使われだし、静粛性がより問われるようになり、交換レンズに、ステッピングモーターが採用されるようになりました。Nikonもやっと2016年8月23日に、ステッピングモーター駆動のAF-P DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR とAF-P DX NIKKOR 70-300mm F4.5-6.3G ED VR が発表されました。Canonの場合は、静粛性の方がクローズアップされていましたが、Nikonの場合は、静粛性はもちろんのこと、高速性の方が話題となっています。ネット上には「爆速」と評価も高く、実際、カメラ店で試してみると、驚くほどAFが速く、想像以上でした。Nikon史上では革命的と言っても過言ではありません。
位相差AFではもちろんのこと、コントラストAFでも非常に高速で、遅い遅いと評判の悪かったライブビュー撮影が快適なレベルになっています。CanonのデュアルピクセルCMOS AFに比べて、遅れをとっていたNikonのライブビューAFですが、これで、Canonの背中を捉えたと言ってもいいくらいの出来です。AF-Pレンズはマジで凄いです。
CanonのデュアルピクセルCMOS AFも、すごい技術ですけど、像面位相差としては、まだまだのレベルで、光学位相差に比べたら遅いし、ピントがどこに合っているのかわからない状態、背景に抜けてしまうことも多々あって、私はイマイチ信頼していません。
気にはなっていましたが、キットレンズをわざわざ単体で購入するのもなぁ…、D5600ダブルズームは高いしなぁ…、AF-PレンズのためにD3400というのもなぁ…と二の足を踏んでいたのですが、ライブビューの爆速AFを手に入れるには、AF-Pレンズが必須で、今回、恐ろしく安く購入できる機会があったので手に入れました。
NikonのライブビューAFは、ひと昔前のデジカメのAFスピードで、AFを合わせている途中でネコに逃げられてばかりいましたが、AF-Pレンズのおかげで、ネコをライブビューで普通に撮ることができるようになりました。もはや、これは革命的と言っていいレベルです。
AF-Pレンズは、AF-P DX NIKKOR 10-20mm F4.5-5.6G VRに引き続き、FX用の AF-P NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VRまで出て、どんどん拡充してきています。
Nikon D7200 再考
やはりD7200はすごい!
最近、軽量コンパクトなD5500を使っているのですが、D7200からD5500に持ち替えると、当たり前ですけど、D7200の凄さが身にしみます。何が違うって…AFですね。この差は如何ともしがたいです。D5500が悪いわけではなく、D7200が優秀なのです。D7200を触ってしまうと、D5500がかなり見劣りしてしまうのです。D5500は、何だかピンが甘いなぁ…とか、あれっというところで外す…ということが正直あります。簡単に言うと、AFの癖はD7000に近いものがあります。私がかつて悩まされた、あのAFですね。
D7200のような圧倒的な信頼感はありません。ただ、D5500だけを使っていれば、こんなもんでしょう…と納得してしまうレベルで、逆に差がなければ、D7200の存在感が薄れてしまいますから、これは致し方ないところです。D5500は、モノコックボディーによる、軽量コンパクトなモデルで、それと引き換えに、AFがD7200よりは劣る…ということですね。